VRoid→MMDでわたしがやっていること

素人による自己流のやり方です(2021/11/13開設)

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はじめに(必ず最初に読んでください)

【お知らせ】

情報が古くなりつつあったので現在サイトを大工事中です。

一時的にサイトが非公開になるかもしれませんが、サイトは閉鎖いたしませんのでご安心ください。

このブログは、VRoidをMMDで躍らせるまでの作業手順および気を付けていること(自己流)を紹介しているブログです。

こちらのサイト

VRoid→MMDでわたしがやっていること(自己流)|リオ|note

の引っ越し先です。

 

Q:色々偉そうに書いてるけどおぬしどのくらいのことができるんじゃ??

A:このくらいです…(ダイマ

目閉じ(まばたき、笑い)修正、眉&口元モーフ追加、特殊表情追加、フルスクラッチお洋服の着用、体型の編集、顔と瞳の法線編集…………を施したVRoid製モデルです。

 

 

注意点(必ず読んでください)

  • VRoid Studio(PC版)を使用していますスマホ版で作成したモデルのPMX化は行ったことがないのでわかりません。

 

  • Windowsを前提として説明しています。MacのPCはほとんど使ったことがないのでわかりません、ごめんなさい。

 

  • 万が一モデルがおかしくなってしまっても責任は負いかねますので、作業前に必ずバックアップを取っておいてください。

 

  • 使用しているツールの導入方法は分かりやすい解説をしてくださっているサイトがたくさんありますのでこのブログでは基本的には触れません。

 

  • MMDも3Dもまだまだ勉強中の身なので間違っていることや、もっと賢いやり方がある場合は遠慮なく教えていただけますと助かります。

 

  • このブログはVRoid、変換ツールなどがアップデートされ、作業手順が変わる場合は随時更新していくつもりなので、たまに覗いていただけると励みになります。
    更新したときはTwitterでお知らせします。

 

  • 情報量が多く、どの記事をどの順番で読めばいいのか分かりにくいと思うので、まずはこちらの記事を読むと良いかもしれません。

    rio-vroidmmd.hatenablog.com

     

  • このブログに書いている情報をYouTubeの動画などで紹介する場合は、必ず概要欄などにリンクを記載してください。ここに記載している解説やアドバイス等はわたしがこれまでにたくさん試行錯誤してきて導き出してきたものですので、ソースの記載なく情報を拡散されてしまうととても悲しいです。
    もしそういった動画をみつけた場合はご報告いただけますと助かります。

 

分からない、上手くいかない…これはどうしたらいいの?ということがあればコメントを頂ければ可能な限りお答えします。

めちゃくちゃ詳しいわけではないので期待はしないでください。

 

Twitterのほうがよくいるので返事が速いかもしれないです。マシュマロでもいいです。

twitter.com

marshmallow-qa.com

 

あとできればで良いのですが、もし無事MMDの動画が出来上がったら教えてください…!「できました!」の一言だけでもいいので…!!!

一言いただければこのブログを書いてよかったと思えますし、今後更新を続けていくモチベーションにもつながりますのでよろしくお願い致します。

もちろん出来上がった動画のリンクも大歓迎です!送っていただければ必ず観に行きます。所謂紳士向けなものはすみませんがご遠慮願います

みなさんの自慢のうちの子/アバターを見せてくれ~~~!

 

【余談】

このブログは無料ではてなブログを使用している関係上広告が出てしまいますが、どれだけたくさんの方にアクセスしていただいても、わたしには1円も入りません。

ただただVRoidMMDで「うちの子を躍らせる」という憧れを持っている方々の助力になりてくて書いています。

以前ありがたいことに「欲しいものリストはありませんか?」とお問い合わせいただきましたが、そういったものはないので代わりにBOOTHの商品をご購入いただけますとわたしも嬉しいですし、活動を続ける助けになります。

nyakomarustep.booth.pm

VRoid+Blenderで「最強」のモデルを作ってみる

大変長らくお待たせいたしました……超上級者向けの解説という名のモデルのメイキング記事になります。

※注意点!

今回の記事はあくまで「メイキング」のため、作業の順序など、必ずしも最も賢いやり方ではないです。

BlenderとPmxエディタを必要以上に行ったり来たりしています。

また、BlenderやUnityの使い方などは本記事では解説いたしませんのでご了承ください。(ただしそれらでわからないことがあれば遠慮なくマシュマロを送っていただいてかまいません)

今回制作したモデルの紹介

いっぱい見てほし~~~!(ド直球)

全身はこんな感じ。

素体をVRoidで作成してお洋服はBlenderモデリングしたものです。

 

パーカーのフードやひも、まくっている袖、装飾などしっかり立体的になっています。

 

瞳の法線もBlenderで編集しています。おかげでスフィアマップがいいかんじ。

 

今回やったこと

  • 目閉じ(まばたき、笑いモーフ)の修正
  • 口元&眉関連のモーフの追加
  • 特殊表情の追加(はぅ、汗など)
  • フルスクラッチお洋服の着用
  • 体型の編集
  • 顔と瞳の法線の編集

正直ここまでやる必要ないです(バッサリ)

 

再三言いますが、VRoid製モデルでどこまで高クオリティなMMDモデルが作れるのか限界に挑戦してみたものなので、普段のモデルセットアップはここまでしなくていいです。

おれも"最強"目指してみてぇよ…という猛者の皆様はぜひお付き合いください。

 

もくじ

 

VRoidからエクスポート

ちょっと変態っぽい恰好になってますがこれでエクスポートしました。

この後の作業のために透明メッシュの削除はOFFにしておきます。

 

パーフェクトシンク化

正直この作業必要ないかも…?

とりあえずシェイプキーがいっぱいある=なんか安心するのでパーフェクトシンク化して表情づくりに役立ちそうなシェイプキーを増やしときます。

VRoidモデルのパーフェクトシンク化はこちらのツールでワンパンなのでおすすめ!

booth.pm

 

Blenderで表情の編集①

わたしのVRoidモデル、目閉じがそのままだとひどくてですね…

まばたきモーフの元となるCLOSEがこちら:

笑いモーフの元となるJOYがこちら:

白目が飛び出てたり目閉じの形状があまりかわいくなかったり、ちょっと惜しいんですよね。

なのでこれをBlenderでちまちま直していきます。

 

VRMモデルを読み込んだり書き出したりするのを可能にするアドオンをBlenderに入れます。

vrm-addon-for-blender.info

 

こんな感じでプロポーショナル編集などを駆使しつつ直したいシェイプキーを整えていきます。

 

修正した目閉じがこちら。

きれいになりました。

 

Vroid2Pmxはメッシュが増えたりしない限りシェイプキーを増やしても変換に悪影響を及ぼさないのでついでに「もっとこういう表情してほしいんだよなぁ~」と思う表情を追加します。

今回は躍らせたい曲がすでに決まっていて、強気な笑みを多用したかったのでニヤッと歯を見せながら笑う口元と、眉毛の角度や形状を調整した怒り眉のシェイプキーなどを追加しました。

 

VRoidの顔をBlenderでいじる作業は過去にこちらの配信でやっているので、もしよければ参考にしてみてください。

youtube.com

なんか大変そうに見えるかもしれませんがわたしもBlenderを始めて1年経ったか経ってないかくらいなので操作とショートカットキーさえ覚えればなんとかなります。

Blenderを始めてみたいという方はぜひわたしのnoteも覗いてみてくださいね(ダイマ

note.com

 

PMX変換

※注意!

VRoid Studioからエクスポートした直後のモデルではないため、miu様のサポート対象外になるのでご注意ください。

 

シェイプキーをちまちまいじり終わったらVRMエクスポートしてVroid2Pmxで変換します。

が………

エラーいっぱい吐かれた~~~~~~~~!!!

 

Blenderでお顔をいじっているときにうっかりマテリアル設定をいじっちゃったんですよね。それでなんか色々怒られました。

ただ元に戻してもエラーが解消しなかったので………

 

Unityだ~~~~!ウワーーーーーーーーッ

 

なんかおかしいときはUnity病院で診てあげるとだいたいはなんとかなります。

というわけでUnityにUniVRM、問題なく変換できるモデル、エラーが吐かれちゃうモデルを読み込ませます。

正しく変換されるモデルとされないモデルの違いをとことん比較してチェックします。

今回エラーを吐かれたのは主にこの2点が原因でした。

・マテリアル設定がVRM/MToonではなくUnlit/Textureになっていた

・VRMSpringBoneがエクスポートされていなかった

 

これらを解消して、無事Vroid2PmxでPMXへ変換できました。

 

Blenderで表情の編集②

PMX変換できたら今度はBlenderMMDのアドオンを入れてPMXモデルを編集していきます。

github.com

今回は主に特殊表情の追加をしていきます。

PMX変換さえ終わってしまえばいくらメッシュを増やしたり減らしたりしてもエラーを吐かれることはなくなるので好き放題します。

今回は><(はぅ)の表情やなごみ、汗マークなどを追加してみました。

追加できたら、一度PMXエクスポートしてPMXエディタで材質や材質順、特殊表情がちゃんとモーフとして使えるかなど確認します。

 

Blenderで服を着せる

再度PMXモデルをBlenderに読み込み、今度は服を着せます。

服は以前モデリングして作ったこちらの服を着せます。

服とボーンだけをFBX形式でエクスポートし、着せたいモデルのプロジェクトにインポートします。

服はTスタンス、モデルはAスタンスなので服のボーンをポーズモードでAスタンスにしてあげてから着せます。

 

服を着せる作業ですが、こちらのアドオンとウェイトの転送の両方を駆使して行いました。

booth.pm

Kiseruを使用することできれいに着せられたのですが、ズボンだけ上手くいかなかったのでズボンだけウェイトの転送でウェイトを乗せました。

 

また、揺れもの用のボーン入れとウェイト塗りは移植?する方法がわからなかったので1からやり直しました。(このお洋服の場合はパーカーのひもと、背中から伸びる装飾のひも)

 

服の着用とボーン・ウェイトが終わったら肌が服を貫通しないように見えない部分は消しちゃいます。

 

ここまでできたらPMXエクスポートして、一度MMDで躍らせてみてウェイトの確認を行います。

今回は特に直すべき箇所なくきれいに踊ってくれたので、引き続きBlender作業を行います。

 

体型をいじる

VRoid特有の体型も悪くはないのですが、せっかくここまでいじっているのだからVRoidっぽくない体型にしたかったので、いじっていきます。

今回は主に脚、腕、指を編集しました。

""ヘキ""が出ちゃったな…ヘヘ…

 

あとVRoidってメッシュ同士が重なってるだけで繋がってない頂点とかあるのでメッシュ→クリーンアップ→距離でマージでつなげてあげます。

よく見るふとももの内側に絶妙に隙間が見えるアレをこれで解消できます。

 

PmxTailorで物理入れ

タイトル通りです。

この記事を読んでる方は今更解説必要ないと思うので割愛します。

ちなみにVroid2Pmxで生成された設定ファイルはインポートせずに自分でボーン設定など行いました。

服のひらひらもPmxTailorで物理入れしました。

 

Pmxエディタで剛体とかJointとかいじって物理調整

これもタイトル通りですね…

髪の毛の剛体がめちゃくちゃ細かったり、パーカーのひもが胸を貫通しまくったりするのでそのあたりを調整してあげます。

 

あと目のまわりにアウトラインが出てしまっている場合はそれもPmxエディタで直します。

 

Blenderで顔と瞳の法線を調整する

ここからは単にわたしの好みなんですが、Ray(リアル系シェーダー)を使う都合上調整を行います。

リアル系シェーダーはとてもリッチな見た目になりますが、顔に影が落ちてしまうとモデルのアニメ感?が薄れてしまったりあまりかわいくならなかったりするので、顔に落ちる影を抹消します。

ちなみにこの作業をPmxエディタ内でできるプラグインもあるのですが、瞳の法線もいじりたいのでBlenderでやっちゃいます。

画像真ん中にあるようなオブジェクトを頭にかぶせてデータ転送モディファイアで法線を転写します。

左よりも右のほうがモデルのお顔がトゥーン調?になってかわいくなったと思います。

 

次に瞳の法線を編集します。

瞳の材質にスフィアマップを適用しても画像左の状態だときれいになりません。

なので凹型レンズのようなオブジェクトを生成し、顔と同じように瞳に法線を転写します。

 

あとは改めてPMXエクスポートするだけです。

おつかれさまでした!

 

個人的にはVRoid→MMDはもうこれ以上のことはできないというか思いつかないな……という感じなので他に何かわたしに試してみてほしい・挑戦してみてほしいことがありましたらマシュマロなどで教えていただけますと嬉しいです。

 

それでは走り書きとなってしまいましたが猛者向けの解説(メイキング)は以上になります!

マシュマロで感想などいただけると嬉しいです(チラッチラッ)

marshmallow-qa.com