今あるスカートの物理の入れ方の種類
今回はちょっとした解説です。
2022/4/3現在、スカートへの物理の入れ方って実は何通りかあります。
大きく分けてこんな感じです。(全ての方法を把握できているわけではないので、そこはご了承ください。)
- PmxTailorのプリセット、あるいはそれを調整しながら物理を入れる
- PmxTailorでわたしが配布している「最強スカート」を適用する
- 貫通知らずくんを使用する
- 柔軟剤プラグインを使用する
- 曲面自動設定プラグインを使用する
それぞれわたしの分かる範囲で解説していきます。
PmxTailorの特徴
今現在おそらく一番基本的な物理の入れ方。お手軽で簡単。
コットン、シルク、ベルベッド、レザー、デニムなど、さまざまな布のふわふわ具合や固さを再現できるプリセットつき。
コットンやシルクなどのかなり柔らかい布感を出せるプリセットの設定は、ちょっと貫通しやすいかも。
パラ調整(詳細)タブにあるボーン密度(デフォルトでは2×2)を1×1にすると改善されるかもしれない。(しかしその分重たくなる)
揺れ方を見たい方はこちらからどうぞ
【MMD】布っぽい物理を入れられるツールを作ってみた【ツール配布】【PmxTailor ver1.00】 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)
最強スカートの特徴
最強スカート…と名前をつけましたがわたしが過去に作ってきたスカートの中で最強だっただけで、界隈最強を名乗っているわけではないです。
使い方は簡単で、配布している.jsonファイルをDL後、PmxTailorで読み込んで適用するだけです。
ほどよくふわふわで貫通に強いスカートが一発で作れます。
動いてる様子はこんな感じ。
PmxTailorでスカートの最適解みつけたかも……ふわっふわでありながら貫通に強い個人的に最強のスカートです💪
— リオ🍙 (@RioMinato) January 2, 2022
曲の最後のほうでしゃがみますが一切スカートを手動で手直ししてあげなくてもひざが貫通しません…!!!💪💪💪✨
お借りしたものは動画内にて#VRoidStudio #VRoid_MMD pic.twitter.com/schzeGjz2U
もうひとつ特徴としては、スカートの形が少しひらひらになります。
うしろ
— リオ🍙 (@RioMinato) March 29, 2022
好みの問題じゃの pic.twitter.com/6qT5o4mivf
配布先はこちら:
貫通知らずくんの特徴
貫通知らずくんは、しがないぶいろむむださん(2022年3月に引退)が開発されたツールです。3月末をもって配布も終了…となるところでしたが、わたしがご本人さまから許可を得て再配布させていただくこととなりました。
配布先:【再配布】貫通知らずくん 関連ツール配布リンク - BowlRoll
貫通知らずくんの特徴はその名の通り、とにかく貫通に強いところです。
具体的にはバレリーコや蜜月アン・ドゥ・トロワなどの脚上げが多いモーションでも問題なく踊れます。
しかし使用は慣れるまで少し難しいかもしれません。
貫通知らずくんはワンクリックで物理が入るようなツールではなく、正確には「剛体やJointの最適な値を計算してくれるExcelシート」です。
スカートの段数を数え、その段数を入力することで計算が行われ、計算結果をPmxエディタに手作業で入力する必要があります。
一応CSV出力・読み込みという方法もありますが、Excelの操作にある程度慣れている人向けかもしれません。
要望があればそのうち貫通知らずくんの使い方の記事を書くかもしれません。
それまで待てない人向けの使い方動画:
柔軟剤プラグインの特徴
ななななななな様作のプラグインです。
柔軟剤プラグインもその名の通りふわっふわのスカートが作れます。貫通にもそこそこ強いです。
設定も簡単で、Pmxエディタでプラグインを実行するだけです。
使用してみた動画はこちらになります。
配布動画はこちら。
【MMD杯ZERO】スカート新時代 (柔軟剤プラグイン配布) - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)
上記動画内で詳しい使い方も解説されています。
Vroid2Pmxとの相性が悪いのか、最近は柔軟剤プラグインを上手く使えずにいます……分かる方がいらっしゃったらぜひ教えてください……ウェイトの塗り方とかが悪いのかな……
曲面自動設定プラグインの特徴
スカートに限らずマントなどにも適用できる物理入れツール。
ちょっと前まではおそらくこのツールが主流でした。
配布先:曲面自動設定プラグイン(0.1.3.9, 0.2.1.7用) - BowlRoll
使い方や動いてる様子の動画は多くありすぎてここでは紹介しきれないのですが、個人的にはVRoid製モデルにはあまり使用しません。
というのも、手動で行わなければならない操作があったり、毎回同じ揺れ方や物理設定を作るのが困難なことと、他にもっと手軽なツールがあるからです。
こちらのツールに関してはわたしも経験不足であまり正確な説明ができず申し訳ありません。こういうのもあるよ、とだけ申し上げておきます。